絵に描いた餅

書かなきゃ忘れるオタクの備忘録

ミュージカル 「INTERVIEW(인터뷰)」 感想②

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【2017.07.28 ソワレ】

ユジン・キム :ミン・ヨンギ

シンクレア・ゴードン:キム・ジェボム

ジョアン・シニアー:キム・ジュヨン

 

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【2017.08.05 マチネ】

ユジン・キム :カン・ピルソク

シンクレア・ゴードン:キム・ジェボム

ジョアン・シニアー:ミン・ギョンア

 

 

前回に引き続きインタビューの感想です。

※こちら、キャストスケジュールがかろうじて読める程度の語学力レベルの人間が書いた感想です。
記憶力、語彙力にもいまいち自信がないので間違い等あればご指摘ください。
ネタバレあり。

 

 

前回はギョンスシンクレアとピルソクユジン先生の感想でしたが、今回はジェボムシンクレアとヨンギユジン先生(+対ジェボムシンクレアのピルソクユジン先生)を観た感想になります。そして前回同様無駄に長くなっております。

 

恥ずかしながら、韓国ミュージカルど素人故に何も存じ上げなかった私は前情報ゼロでミン・ヨンギさんのユジン先生を観劇したのですが‥‥‥歌い出し1音目で好きになりました。惚れました。

えっ、何この重低音‥‥‥‥?えっ、すごい‥‥‥好き!!

となりました。

インタビュー自体は2度目の観劇だったので、このシーン時のユジン先生はオフィーリア殺人事件に対してどのようなスタンスを取っているのかを観られればなぁ、と2度目からの観劇の楽しみを思う存分味わうため意気込んでいたのですが、まさかのそれどころではない事態。ユジン先生の歌声が最高すぎる/(^o^)\

劇場中に響き渡る重低音に「この声量、この劇場に収まりきってないぞ‥‥‥???」と思っていたらマタハリにも並行して出演されてたそうですね‥‥‥‥(無知)。数日後に眺めていた加藤和樹氏のツイッターで知りました。その後お会いした現地のお友達にも「私、レベッカのヨンギマキシム好き〜〜」と言われ、現在大劇場でこの心地よい重低音を浴びたい欲望と日々闘っております(笑)

と話が逸れましたが、ヨンギユジン先生、見た目は癌治療の権威といった感じ(もしくは気難しい人気作家)で、お母さま方から人気の小児科の優しい先生♡(※個人の感想です)という風だったピルソクユジン先生とはまた全然違った趣。最初に言ってしまいますが、ヨンギユジン先生とっても好きでした。

 

[シンクレア(マット)]

 

ヨンギユジン先生

  • シンクレアに対し少し威圧的な部分あり。

ジェボムシンクレア

  • ユジン先生の応答があるまで執拗に扉を叩き続ける。
  • 根暗そうな青年
  • ジョアンの前では目に見えて辛そうにする。
  • たぶんジェボムマットにとってのジョアンは、もう手の届くことのない過去の愛の亡骸。

 執拗に扉を叩き続けるジェボムシンクレアに対し、大きく足を踏み鳴らすなどどこか威圧的なヨンギユジン先生。一方のジェボムシンクレアは猫背で俯き加減のまま早口で喋る様は根暗な青年といいますか、なんていうか秋葉原でよく見るような感じの青年でした。個人的に好きだったのが、インタビューを終え一度は扉に向かったシンクレアがユジン先生にサインをお願いするくだりなのですが、扉前で足を止め本を取り出した後、チラッチラッと先生を伺いながらしばし逡巡する姿、そして意を決したようにサインをお願いする台詞が一息かつ早口なのがジェボムさんのシンクレア像を際立たせていて、その細やかな演技にあっという間に引き込まれていきました。ユジン先生にサインを頼む姿が、神絵師にスケブを頼むオタクの姿を彷彿とさせたのはここだけの話です。

ちなみにですが、このシーンのピルソクユジン先生は、扉の前で逡巡するシンクレアに声をかける→「サインが欲しい」という流れでした。ヨンギユジン先生はなかなか帰ろうとしないシンクレアなどどこ吹く風で書類を眺めていたので、やっぱりピルソクユジン先生のほうがしっかり精神科医としてシンクレアを見ていたのかなあとも思いました。

印象的だったのがヨンギユジン先生にサインをもらうとき、「シンクレア……ゴードン……」と名前を入れてサインするユジン先生に念押しのように「シンクレア・ゴードン」と繰り返していたことです。名前を復唱しながらユジン先生の反応をうかがっているのがしっかりわかり「これが2回目観劇の醍醐味じゃ~~」とテンションが上がりました。この伏線、ピルソクユジン先生相手のときはあまり感じなかったのですがやっぱりそれぞれのユジン先生によって違うんでしょうか。

個人的に大好きな「조안 이야기」ですが、ジョアンを前にしたジェボムマットはひたすらに辛そうでギョンスさんとはまた全然違うマット。ジョアンが出てきた瞬間切なげに瞳を揺らすのは同じなのですがその切なさの成分(?)が全然違う。ギョンスマットの切なさ成分が恋情8、儚さ2で構成されているとすれば、ジェボムマットは虚しさ9、衝動1で構成されていました。決して手が届かないことをわかっているのに手を伸ばすことをやめられない、そしてそんな自分を責めるように頭を叩く姿は観ている方も辛くなります。ギョンスマットとジェボムマットを比較してみて、ジョアンとの過去がこうも違えばそりゃ、序盤のマットのタイプも全然違ってくるよなあと納得のシーンでした。

 

 

[ジミー]

 

ヨンギユジン先生

  • もしかしてジミーと初対面?
  • ジミーにコーヒーを要求されても素直に出さない。

ジェボムジミー

  • ガラが悪いというよりも、歪んでしまった人物という印象。
  • 白シャツ着用。
  • 煙草を吸わない。

ピルソクユジン先生は、ジミーの扱いの上手さからみても絶対に初対面ではなく今までの治療の過程でジミーの姿を見たことがあるのだろうなという感じでしたが、ヨンギユジン先生は初対面かな?という感じを受けました。ジミーが出てきた瞬間まじまじと頭の先からつま先まで眺めていたし、何よりヨンギユジン先生がジミーに何回も会っていたらとっくにキレてそう(笑)これセリフ等で言及されていたのかなーー。セリフが理解できていないのあくまで私の想像です。 

ギョンスさんの時ははだけた胸元と醸す雰囲気にとてつもない色気を感じたジミーですが、ジェボムさん勢いよくボタンをはずし始めたと思ったら「下にシャツ着てるんかーーい!!」となりました。わかってます、変な期待をしていた私が悪かったんです。シャツの下に白T着用スタイルのジェボムジミー、ユジン先生に対し傍若無人に振る舞うのはギョンスジミーと同じでしたが、ガラが悪いというよりはどこか歪んでしまった人物という風に感じました。ユジン先生に煙草の火を要求するも、ユジン先生が火を付けようとした瞬間目の前で握りつぶしてしまう姿にはうわあという感じです。ここのシーン、ピルソクユジン先生はサッとライターを取り出していましたが、ヨンギユジン先生は2度目の要求あたりで嫌々ながらにライターを取り出し、火を差し出していました。溢れ出る「なんで私が火を付けてやらなきゃいけないんだ」感wwwそしてそんなヨンギユジン先生でも容赦なく目の前で煙草を握りつぶすジェボムシンクレア。この構図、ジミーがコーヒーを要求するシーンでもありました。

「コーヒー」と言われても、一拍おいて何事もなかったかのように話を続けるヨンギユジン先生のスルースキル、それはもう見事な下僕っぷりを見せてくれたピルソクユジン先生しか知らなかった私には衝撃でしたwwこのまま進むのか?と思いきやユジン先生がジミーを問い詰めたとき再び「こ~~ぴ~~」と要求するジェボムジミー、めっちゃいい顔をしていたことが忘れられません。「コーヒー出すまで何も話さねえよ」感をビシバシ出すジェボムジミーと暫しフリーズして(たぶん怒りを耐えてたw)不本意そうにコーヒーの準備をするヨンギユジン先生。ここで、どうにかしてユジン先生を怒らせたいジェボムジミーVS怒りを必死に耐えジミーの要求に従うしかないヨンギユジン先生の対決は幕を下ろすのかと思ったのですが、まさかのヨンギユジン先生は最後までジェボムジミーにコーヒーを出しませんでしたwwwそんなにジミーの要求に従うの嫌だったのかな、と邪推せずにはいられません。コーヒーを準備しながらも会話を続行、「コーヒーまだ?」というジミーに今淹れてる最中だからと2人してしゃがみ込みコーヒーメーカーを覗いたり(かわいい)としていたら、コーヒーが出される前に次の人格登場シーンになっていましたww勝手にジェボムさんの水分補給事情を心配していましたが、ユジン先生のウィスキーボトルから勝手にごくごく飲んでいたときに水分補給はできていたのかな?ちなみにユジン先生はコーヒーを淹れる準備をしながらしれっと水を飲んでた。8月20日までにヨンギユジン先生がジミーにコーヒーを出すことがあったのか、とても気になるのでご存知の方いましたら教えてください。

話は戻って、今思えばユジン先生が怒りを耐えているとわかりながらも容赦なく煽っていくジェボムジミーは、ユジン先生がどこまで自分を許してくれるのかを試していたのかなとも思います。どこか歪んでしまった人物だからこそ、そうすることでしか相手の心を測ることができなかったのかと思うと悲しいです。

 

[ウッディ&アン]

ヨンギユジン先生

  • 先生ちっちゃい子の扱いがあまりにも下手すぎ問題勃発

ジェボムウッディ

  • ユジン先生への警戒心大
  • まさかの白シャツ
  • ユジン先生に戯れを仕掛けちゃう
  • ウッディにとってユジン先生は「決して心は許せないけど自分に興味を持ってくれる大人」

あまりにもこの話がしたくて思わず太字にしてしまいました、ヨンギユジン先生ちっちゃい子の扱いがあまりにも下手すぎ問題。前回の感想にも書いた通りユジン先生の見どころポイントって「ちっちゃい子に振り回されるイケオジ姿」だと勝手に思っているのですが、その点においてヨンギユジン先生は私の心にクリティカルヒットでした。たぶん相手がジェボムウッディだったのもある。

 しょっぱなから「先生ちっちゃい子の扱い慣れてないな?!」感満載のヨンギユジン先生。とりあえず膝をついてウッディを宥めにかかるもすぐに逃げられるwお絵かきタイムもちょっとのぞき込むだけですぐ嫌がって怒るウッディとたじたじな先生。結局ウッディがよそ見しているすきを狙って頑張って覗き込んでいました(圧倒的ギャップ萌え)。プログラムに載っているこのシーンの写真を見ると、絵を描くジェボムウッディとコニョンユジン先生の距離感はこんな感じではないし、実際に観劇できたピルソクユジン先生とジェボムウッデイの距離感もこんな感じではなかったんですよね。やっぱりジェボムウッディの警戒心が特別強いんじゃなくて、ヨンギユジン先生がちっちゃい子の扱いが下手なだけだと私の中で結論が下されました(笑)

ウッディが先生に銃を撃つマネをして遊びを仕掛けていましたがユジン先生は乗ってくれず。(というかヨンギユジン先生の対ちっちゃい子能力が低すぎた。遊びに付き合ってあげないというよりも、本当になんだかわかっていなさそう)あれ?というように首をかしげるウッディがかわいかったです(もちろん、突然の行為に本気で困惑しているユジン先生もかわいかったです)。

そしてウッディがユジン先生にノートを要求する場面、そっとノートを差し出すユジン先生に両手を突き出しジャンプしながら少しずつ近づくウッディ(可愛い)。この行動、ちっちゃい子はよくやるよね〜となりました。

問題はこの後です。ウッディがノートを掴もうとした瞬間何故かサッとノート引いてみるユジン先生。(ヨンギユジン先生対ちっちゃい子能力低すぎ問題再勃発)
案の定一瞬ぽかんとした後ウッディは机の下に座り込んで拗ねてました。さながら「も〜〜男子〜〜〜〜泣いちゃったじゃん〜〜〜〜」という中学生女子みたいな心境に客席中がなった瞬間。 慌てて床にノート置いて見守るユジン先生と半信半疑でそーっとノートを取りに来るウッディ。
こんなやり取りを見てしまってからにはもう
ヨンギユジン先生=ちっちゃい子の扱いが不器用 
の方程式の完成です。

  ジェボムウッディは遊びを仕掛けちゃう割に絵を描いてる時に覗かれたら怯えて嫌がるような所から、ユジン先生は「決して心は許せないけど、自分に興味を持ってくれる大人」なんじゃないかなと思いました。心を許すわけじゃないけど自分に興味を示してくれる人が居ることが嬉しくて遊びを仕掛けちゃう。そう考えるとギョンスマットよりユジン先生に拒絶反応を示していた割に遊びを仕掛けることにしっくりきます。ジェボムさんの演じる人格は皆、後から考えると孤独と寂しさ故の行動だったのではと思うことが多いように感じました。

 

[傍観者としてのユジン先生]

ノーネームの感想にいきたいところですが、傍観者としてのヨンギユジン先生の姿も見どころたっぷりだったのでその感想を。

ジョアンの虐待シーンでは、椅子から立ち上がり数歩駆け寄りかけた後つらそうに目を背ける姿は「娘を持った父親の姿」でした。

 手で口元を覆い、「驚愕」「唖然」といいますか、語彙力のない表現だと承知で言うと「まじか……」という表情でした。

マットによるジョアン殺害シーンでは、ジョアンとマット方に手を伸ばすも、かぶりを振ったあと力なく机に下される手、耐えられないように腕で顔を覆う仕草。ただひたすらに辛そうなユジン先生。
私としては、「同じように殺されたであろう娘にその姿を重ねた故の辛さ」というよりも、「このような結果になってしまったマットとジョアンの境遇に対して」ヨンギユジン先生は純粋に悲しんでいたように受け取りました。
 
[ノーネーム]

 マットの姿に寄り添い純粋に辛そうな姿を見せていたユジン先生を観た後、対ノーネーム時のユジン先生の感情の細やかな移り変わりが観てる側にもはっきり伝わり、この辺から台詞がほぼ理解できてない私にも超号泣ポイントになりました。(このあともおしなべて怒濤の号泣ポイントではありますが)

1枚1枚読み上げられる被害者の名前、散らされていく被害者資料。最後の1枚前に言葉を詰まらせるユジン先生(と息を詰めて涙を垂れ流す客席)の一瞬は2回目以降の観劇には辛すぎる。

ノーネームが被害者の名前をユジン先生が読み上げ後、レイチェル・キムの資料を握りつぶしていたのが印象的でした。そして崩れ落ちるようにしてその資料を拾い正座した膝の上で泣きながら握りつぶされたカードを広げるユジン先生。
絞り出すような、哀しみを湛えたヨンギユジン先生の「レイチェル・キム」から、恐らくユジン先生とレイチェルの間に何らかの関わりがあったことはノーネームも察したはず。観た当初は、何故ノーネームはわざわざユジン先生の目の前でその資料を握りつぶしたのかいまいち理解ができませんでした。ユジン先生を傷つけたかったと考えると、それならあからさまにぐちゃぐちゃっと丸めてポイってすればいいんですよね‥‥。序盤でのジミーの煙草のように。辛い過去により生まれた人格たちの記憶を知るノーネームにとって、娘に対して深い哀しみと愛情を見せるユジン先生の姿は自分の達の得られなかったものであり、その姿に耐えられず行き場のない思いが手の中にあった資料を握りつぶし床に落とす、という形に出たのではないかと考えるとすっきりしました。
でもこう考えると、被害者の名前を読み上げたユジン先生の行為は何の意味も持たないどころか、ノーネームまでも傷つけてしまうことになるという、どこまでも救いのない展開になってしまうのが耐えられません。(私が)
 
 

[対ジェボムシンクレアのピルソクユジン先生]

前回の感想でピルソクユジン先生については書いてしまったので、対ギョンスシンクレアと対ジェボムシンクレアで違った部分をざっくり書きたいと思います。

 

[シンクレア]

この日のピルソクユジン先生は、ジェボムシンクレアとのインタビュー(面接)時にずっと手の内で煙草を弄んでいたのがとても印象的でした。始終穏やかにシンクレアと会話をしているのに、手元だけは神経質そうに煙草を弄んでいてそのアンバランスさがより鮮明にユジン先生の本当の立場を浮かび上がらせているように感じました。

前回の感想で「ピルソクユジン先生は正しく精神科医だった」と書きましたが、この日の公演を観た後は、始終精神科医であろうとしたピルソクユジン先生の唯一の綻び、隠し切れない娘の死に対する悲しみが「手の内で煙草を弄ぶ」という行為にあらわされていたのではないかなと思いました。それがあくまで穏やかで、正しく精神科医だと思っていたユジン先生の弱さだとするとあまりにもつらくて見ていられませんでした。

対シンクレア時だったか対ジミー時だったかは忘れてしまったのですが、ひたすら煙草を弄んでいた結果ユジン先生、その煙草を床に落としていました(笑)それを拾い上げて一瞬考えたあと(一瞬考えてるのめちゃめちゃ可愛くないですか?)、ふーーっと埃を払って火をつけていました。思わず「アッ、吸うんだwwww」と心の中で突っ込んでしまった。

 

[ジミー]

ジミー役者が変わったからなのか、少し期間が開いたからなのか、はたまた私が結末を知って観ているからなのかは定かではありませんが、26日観た時よりもかなりジミーに対する態度が変わっていました。ひたすら下手にでてジミーの機嫌を取っていた26日に比べ、どちらかといえば対等感、仲間感を出してジミーから話を聞き出そうとしていました。ちょこまかジミーの機嫌を取って取り入ろうとしていた印象が強かったので、デーンと机に腰かけ気だるげにスパスパ煙草を吸い始めた時には驚きました。それでもいそいそとコーヒーは淹れてあげていたし、サッとライターを取り出してはいましたが(笑)

ライターといえば、この時もジェボムジミーは火を差し出すユジン先生の前でこれ見よがしに煙草を握りつぶしていましたが、煙草が握りつぶされた後も火を差し出したまま微笑を浮かべてフリーズしているユジン先生を見てライターの火を息で吹き消そうとしていましたwww前回も書いたような気がしますし、何回でも書きたいんですけど、「あれっ、もしかして怒ってる?怒ってる???…………よかった~~~怒ってなかった~~。」となるような、微笑を浮かべたままフリーズし、怒りと呆れを聖母のようなほほ笑みで隠してしまう感じ(伝われ)のピルソクユジン先生が最高すぎます。なお1回目でライターの火を消せなかったジェボムジミーが首をかしげながら2回目の息を吹きかけようとしたところで、件の微笑みを浮かべたピルソクユジン先生が無言でライターの蓋を閉じてましたwwwたぶん、怒ってるし呆れてるんだろうなとはわかりつつも、あまりにもキュートかつ可愛い(2重表現)お顔のせいで聖母感が溢れてしまうピルソクユジン先生……。

 

[ウッデイ]

ジェボムウッディかなり人間不信そうだし、ヨンギユジン先生がちっちゃい子の扱いが下手なわけではない可能性もあるよね!(希望的観測)と思いつつ観劇しましたが、ピルソクユジン先生はちゃんと絵を見ることも許してもらえてたし、仲良く隣り合って膝を抱えてました(笑)

ジェボムウッディが両手で銃を撃つマネをしたときは、ちゃんと手に持ったノートで弾を防ぐ真似をして乗ってあげていたし、投げ縄でノートを取ろうとしたウッディに気づきウッディとノートを交互に見た後「ああ」とうなずいてタイミングを合わせて投げてあげていたし、ヨンギユジン先生見習って~~となりました。いや、ちっちゃい子にはダメダメなヨンギユジン先生大好きだったんでヨンギユジン先生にはそのままでいてほしい気もしますが(笑)

今考えると、投げ縄よりもジャンプで取りに来るウッディにノートを渡すほうが難易度は低そうなのでウッディも相手を見て仕掛ける遊びを変えていたのかなと思うとほほえましいです。

 

[ノーネーム]

ジェボムノーネームに対しては上記のように解釈していたのですが、まさかの!ピルソクユジン先生に対してはレイチェルの資料を目の前であからさまにぐちゃぐちゃっと丸めてぽいっとしていました(崩れ去る前回の解釈)。まあ、相手によって解釈を変えて演じてる場合もあるだろうし……と気を取り直してみていたのですが、この回のジェボムノーネームはレイチェルの名前に対し何か言っていました(聞き取れてないけど)。ピルソクユジン先生は前回同様最後の2枚の被害者女性の名前を読み上げる前に辛そうにうなだれていたのですが、それを奪い取ったジェボムジミーが「レイチェル・キム」と読み上げた後何か言っていたんですよね。私のお粗末な語学力では名前?と聞き取るのが精いっぱいだったのでレイチェルの名前に対し何か言っていたのかな?と勝手に思っていますが何だったんだろう……。ユジン先生と苗字が同じだしそれについて言及していたのか?とも考えてみたのですが真相は闇の中です。わずかな可能性にかけて書いておきますが、もし偶然この感想を読んでこの時の発言の内容をご存知の方がいたらご連絡ください……。

 

 

まさか短期間でこんなに観ることになるとは考えてもいなかったこの作品ですが、プログラムもOSTも楽譜も買えて幸せです。観られなかったキャストとラストの5重奏ウィーク(でしたっけ?)を拝めなかったのが心残りですが、こればっかりは仕方がないと諦めてピアノの練習でもしたいと思います。