2017.08.01 ソワレ
フランクン・N・フルタ―:マイケル・リー
ジャネット・ワイズ:チェ・スジン
ブラッド・メイジャーズ:パク・ヨンス
マジェンダ:ソムン・タク
リフ・ラフ:キム・チャンホ
2017.08.05 ソワレ
フランクン・N・フルタ―:ソン・ヨンジン
ジャネット・ワイズ:チェ・スジン
ブラッド・メイジャーズ:パク・ヨンス
マジェンダ:キム・ヨンジュ
リフ・ラフ:コ・フンジョン
8月1日ソワレと8月5日ソワレの計2公演観劇してきたので、あわせて感想を書いていきたいと思います!!それぞれのキャストは上記の通りです。(敬称略)
チケットは最初インターパークグローバルにて予約していましたが、小劇場作品に比べてチケット代が高いのと割引が全くきかないのもあって、(そんなに良席でもなかったし)一旦そのチケットはキャンセル、当日劇場で購入し観劇しました。
こちらが購入したチケット。もうチケットから可愛くてテンションが上がります。
キャンセルができ、当日購入も無理なくできるというのは日本のミュージカルと比べて羨ましいなあと思います。興業的にはどうなのかわかりませんが。
結果的に、最初に予約していた席よりも見やすい席を、最初に予約していた時より安い価格で購入することができました。
知らないまま行ったのでびっくりしたのですが、どうやら7月18日の公演からグッバイ割引なる割引をやっていたそうで、かなり前方のセンターブロックVIP席が99,000ウォン→59,400ウォンで購入できました。やった~~~。
金欠だったので、一番安い席でいいや~とオペラグラスを握りしめて家を出たはずが、割引価格と購入可能座席を示された瞬間息をするようにVIP席を指していました。(オタクの財布の紐は緩い)
当日券だったため開場1時間前には劇場に到着していたので写真も撮り放題でした。こういうのがあるのは楽しいですね。1人のさみしさも若干紛れます(笑)
1人で行くにはさみしい演目と聞いていたので、家を出る前に父親を誘ってみましたが今回も秒で断られましたw
以下ネタバレあり、韓国語のわからない人間の感想文になります。
感想というよりも、気持ち悪い萌え語りに近いのでご注意ください。
韓国にて初めて3人以上登場するミュージカルを観たのですが、そこで困ったのがキャスト組み合わせ問題。あまりにも韓国ミュージカルど素人故に、どのキャストさんで観るのが自分の好みに合うのかわからない。さあ、どうしよう!!とぼんやりとキャストスケジュールを眺めていたのですが、その後「ナポレオン」の写真でお見掛けしたマイケル・リー氏が素敵だったので、とりあえずマイケルフルター固定で空いてる日に観に行ってみよう!と8月1日の公演に決めたのでした。いやー、この日に行って良かったです。素敵な俳優さんに出会えたらいいなあ~という気持ちで向かいましたが、ばっちり心奪われて帰ってきました!!
まず一応のお目当てであったマイケルフルターですが、もう最高でした!!!!出てきた瞬間からあまりの神々しさとカリスマ性に圧倒されていたのですが、話が進むにつれて随所随所で発揮されるオカンっぷりに「かわいい……だと?!」と頭が混乱し始めます。文章にすると、神々しさとカリスマ性とオカンっぷりと可愛さが同居するなんてあり得ない!と思ってしまうのですが、確かにあの時マイケルフルターには全てが同居していました。マイケル様恐るべし!!(すっかり様呼びです)
城の住人やパーティーの参加者、そして客席までも魅了してしまうカリスマ性とロッキー君に対する絶妙なオカンっぷり。何度かショーストップもあったマイケルフルターですがあまりの拍手と歓声に気が付いたら私も全力で「Huuuuuuu」と叫んでいました。そして個人的に大好きだったのがロッキー君の「こまぷた~~」発言に横から「スムニダ!!!」とお叱りを入れるシーン。きちんと「こまっすむにだ~~~」と言い直せたロッキー君をウリウリする姿は完全にオカンでした(そしてめっちゃかわいい)後日観たヨンジンさんのフルターと比較しても圧倒的にオカン。
客席に向かってロッキー君の腹筋を数えてみせる表情や、ロッキー君を追いかけて舞台上を駆け回る姿はとってもおちゃめで、でも歌声は素晴らしくて。誰でもあっという間に魅了されちゃう実に魅力的なフルター博士でした。
一方、友人の希望により赴いた日のフルター博士だったヨンジンさんもマイケルフルターとは違う魅力に溢れていて素敵でした。
マイケルフルターが「う、美しい………!!!」となったとすれば、ヨンジンフルターは「す、凄い………!!!」という感じです。
…………………………すみません、私の語彙力が足りないですね。マイケルフルターが美しさで圧倒してきたとすれば、ヨンジンフルターは迫力で圧倒してきたという感じでしょうか。露出の高い衣装から覗く、がっしりとした筋肉とそれに似合わない網タイツとヒールというアンバランスさ。そうそう、これこれ!!これがわたしの想像してたフルター博士!!!となりました(でも唯一観ることの叶わなかったヒョンギュンさんのフルター博士がビジュアル的には1番映画版に近かったみたいですね……。できれば全フルター観たかった……。)
ヨンジンフルター、歌声もお姿も「迫力満点!」というパンチの強いフルター博士でした。そんな感じなので、生まれたて(?)なロッキー君を追いかけるシーンも、獲物を狙う原住民族の風情が漂ってました。(褒めてます)間違ってもマイケルフルターのようなほのぼの感はなかったです。(笑)
びっくりしたのが、ヨンジンフルターしれっとロッキー君のパンツの中に指を忍ばせちゃったりしてたんですよね。す、すごい‥‥‥。
マイケルフルターのロッキー君が「かわいいウチの子♡」という感じならヨンジンフルターのロッキー君は「私の成功作♡」という風に感じました。
そして、この作品で最も活躍しているのがジャネットとブラッドだった思うのですが、今回観劇した2回ともスジンジャネットとヨンスブラッドのカップルでした。楚々としてキュートな乙女のスジンジャネットとどこか憎めないヨンスブラッドのカップルはぴったりな組み合わせだなあ、とにこにこ観ていたのですが、他のキャストさんはまた違う印象のカップルだったのでしょうか?見比べられなかった点はちょっぴり残念です。
最初の楚々としてキュートな乙女だったスジンさんのジャネットが、後半になるにつれ(というかロッキー君に出会ったあたりから)どんどん肉食女子へ、最後には色っぽいお姉さまへと変貌を遂げる姿には目が離せません。最後、網タイツ姿で出てきたときは「だ、……誰??」となりましたwあんな楚々とした乙女がこんなセクシー美女になるとは……。
ロッキー君とのくだり(オブラートに包んだ表現)でパワフルに歌い上げるはっちゃけたジャネットちゃん、特にロッキー君との絡みの前に「エイヤッ」とズローズをたくし上げるスジンジャネットちゃんがわたしは1番好きでしたwどの瞬間をとっても、とてもかわいいジャネットでしたがこんな子が自分の彼女だったらと思うとちょっと嫌ですねw
一方そんなジャネットちゃんの婚約相手、ヨンスさんのブラッドですが、かわいい~~~ジャネットちゃんとは別の意味でとってもかわいい~~~(笑)
長い手足を若干持て余し気味のところとか、突然の出来事には長身を縮めてジャネットにしがみついちゃうところとか、クネっとしていたかと思いきや次の瞬間背筋を伸ばし余所行き顔をし始めるところとか、言葉では言い表せないかわいさでした!!!!ちょっと不憫な感じがとっても似合っているヨンスブラッド、お城の門をノックするあたりから全力で応援してあげたいブラッドでした。(ジャネットは1人でも生きていけそうw)
こんなかわいい2人のカップルですが、大体常に端っこの方でわちゃわちゃしているので、観劇中7割くらいはこの2人にロックオンということになりました。だってかわいいんだもん………。
二人劇でも目が足りないくらいなのに、こんなパーティーピーポーなミュージカルで全て余すとこなく観るなんてできるわけなかった………。 (パーティーピーポーなミュージカルとは)
ファントムたちの筋トレシーン(?)で「僕だってできる」とばかりにジャネットに腕立て伏せをして見せるブラッドとハイハイという感じでそれを適当にあしらうジャネットとか、ロッキー君とジャネットが楽しそうにしている間に一生懸命割り込もうとするブラッドとか、かわいい姿(というか一生懸命頑張るブラッドのちょっと不憫な姿)が常に舞台のどこかしらで繰り広げられていました。
1番面白かったのはカーテンコール(2回目)の時なんですが、なんとスジンジャネット、ヨンスブラッドのシャツの前ボタンを全部外そうとしていましたwwww必死に抵抗するヨンスブラッドと無邪気にボタンに手を伸ばすスジンジャネットの攻防。その後、諦めたジャネットと外されたボタンを一生懸命留めるブラッドの姿に萌えすぎて頭を抱えていました。
ほとんどジャネット&ブラッドカップルに釘付けだったのですが、マジェンダ&リフラフペアもキャストによって全然違ったので触れておきたいと思います。
私が観た2公演で全然違ったのが、最後の殺される直前のフルター博士ワンマンショータイム(記憶が曖昧なのですが確か"I'm Going Home"?)時のマジェンダ&リフラフの反応でした。
タクマジェンダとチャンホリフラフはフルター博士のワンマンショーに興味津々。最後には周りと一緒に拍手までしちゃう始末。にこにこ拍手をしている途中でやっと自分の立場を思い出したのか、慌てて真顔になって銃を構えている姿がとっても可愛かったです。
一方ヨンジュマジェンダとフンジョンリフラフですが、このペアはどうなるのかとわくわくしながら観ていたら、なんと!寝てました(笑)
フルター博士の歌っている後ろで2人して寝てる!!裏切った後のフルター博士には興味ないということなのでしょうか、ワンマンショー()が終わったあたりで目を覚まし慌てて銃を構えてる2人もこれはこれで可愛かったです。
このシーンもそうなのですが、特にリフラフ役のお2人は全編通して全然違う役作りでした。
チャンホさんのリフラフがハイテンション&ハイテンションなリフラフだとしたら、フンジョンさんのリフラフはローテンションかとみせかけて実はハイテンションなリフラフ。
チャンホさんのリフラフが精神年齢3歳の3歳児だとしたら、フンジョンさんのリフラフは精神年齢65歳の3歳児でした。(説明になっていない)
やんちゃっ子全開のチャンホリフラフのタイムワープダンスは、あまりのパワフルさに目が離せませんでした。ロッキー君登場でフルター博士の関心がロッキー君に注がれていることに拗ねていたのも可愛かったです。
フンジョンリフラフは真顔がデフォルトで、タイムワープダンスも真顔。真顔でピキピキ踊るのでとってもシュールでした。
ロビーから既に楽しかった韓国ロッキーホラーショー。パワフルな歌と華やかな舞台装置にカーテンコールでのダンスパート。最初から最後まで私のお粗末な語学力でも、とても楽しむことができました。
キャストの魅力を語るだけで大分長くなってしまいましたが、観られなかったキャストの方が沢山いると思うと残念です‥‥‥。しかし、素敵な俳優様たちに出会え、また韓国ミュージカル沼へと一歩近づいたような気がします(笑)今年の冬には日本版も上演されるそうなので、それを楽しみに生きていきたいです。